熊野川、創作落語
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熊野川
 
熊野川

熊野川

亡き桂 文枝師匠の想い出を胸中に師匠君枝夫人に捧げる素晴しい鎮魂歌です。
平成18年3月13日毎日新聞(朝刊)に紹介の記事が掲載されました。
平成18年5月1日から全国ネット通信カラオケBMB(UGA)で配信されています。
通信カラオケ第一興商(DAM)も近々配信予定。
CD自主制作も現在発売中です。


「熊野川」

作詞:辰巳須美子   作曲:益田兼大朗   歌:北乃静夏

一、待てど暮らせど帰らぬ人よ
  偲ぶ思いの 船下り
  語り継がれる 熊野川
  熊野三山 ながむれば
  あああ涙の 涙の雨が降る
  
    熊野へ来るたびにあの日を偲びます
    思い出はいつになっても懐かしく
    そして悲しいものです

二、那智の火祭り 参詣道よ
  はるか世界の 八咫烏
  思い継がれる 熊野川
  熊野三山 越えたなら
  あああ涙よ 涙よ解るかい

三、暗い夜空に きらめく星よ
  そっと願おう ナギの木に
  人に継がれる 熊野川
  熊野三山 振り向けば
  あああ涙が 涙が溢れ出る


  ※ 熊野三山:熊野本宮・那智大社・速玉大社
  ※ 八咫烏:熊野詣での案内人
  ※ ナギの木:願いをかなえてくれる木



「熊野川」の曲の背景

早いもので桂文枝師匠が亡くなられてから3年になりますが熊野地方が世界遺産に登録された記念に熊野三山がある和歌山新宮市(熊野三山協議会)から将来永く語り継がれる熊野詣を題材とした落語を創ってほしいとのご依頼があり、それからの師匠はヘリコプターで熊野の上空をそして熊野参詣に幾度も足を運び又熊野の歴史書を読破しながら心血を注いで創られたのが古典創作落語「熊野詣」です。

この「熊野詣」を和歌山新宮市・東京国立演芸場・大阪国立文楽劇場で発表されました、その後誠に残念ですが文枝師匠は半年後の平成17年3月に他界されました。
世界でも珍しい川下りをしながらの参詣道(熊野川)となる川沿いの道の駅に桂文枝師匠絶筆の文字「世界遺産 熊野川」と書かれた顕彰碑が平成17年4月に建立され除幕式に師匠君枝夫人ご家族と文枝一門代表が出席されました。
又平成17年11月顕彰碑のもとでの記念植樹祭に師匠君枝夫人ご家族と佐伯為次桂文枝を囲む会会長、桂三枝上方落語協会会長はじめ文枝一門の方々が出席、この機会に文枝師匠の熊野での足跡を辿ろうと熊野地方の旅をすることになりました。そして私もご一緒させていただきました。熊野三山はじめ熊野川下りなどこの時の熊野での素晴しい想い出を詩に書きとめましたのが今回の楽曲「熊野川」の詞となりました。作曲家益田兼大朗さんに素晴しいワルツを作曲していただきそして益田先生の門下生でもある北乃静夏さんに歌っていただいております。



 創作落語「熊野詣」 桂文枝師匠渾身の意欲作
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